フィギュアスケート路線をいざ出発♬♬

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フィギュアスケーターの現在の年齢層を分析してみた

 今回は、フィギュアスケーターの年齢層について、自分なりの分析をお伝えしていきます!

 最近のスケート界は、10代の選手達が上位を占めてきて、だんだんと20歳前後の選手達がいなくなってきているように思います。

 そこで、現役を続けている主な有力スケーター達の年齢層を分析してみました。


 15歳、16歳(若手スケーター)

 アレクサンドラ トルソワ
 アンナ シェルバコワ
 アリョーナ コストルナヤ
 クセニア シニツェナ
 アナスタシア タラカノワ
 ユ ヨン
 イム ウンス


 17歳、18歳、19歳(脱若手スケーター)

 アリーナ ザギトワ
 紀平梨花
 ソフィア サモドゥロワ
 坂本 花織
 樋口 新葉
 エリザベート トゥルシンバエワ
 スタニスラワ コンスタンチノワ
 マリア ソツコワ


 20歳以上(ベテランスケーター)

 宮原知子
 エフゲニア メドベデワ(20になったばかり)
 ブレイディ テネル
 マライア ベル
 エリザベータ トクタミシェワ

 以上

 
 こうやってまとめて見ると、現在、各大会で表彰台に上がっているメンバーは、15、16歳の選手が多いことが分かります。15歳でなくとも10代に限って言えば、9割型占めてきています。
 特に、今シーズンの大会優勝メンバーを見ても、ほとんど15歳の選手が占めています。
 このような状態が、前からあったのかといえば、そうでもありません。
 ソチオリンピックシーズンまでは、20歳以上の選手も多くトップにきたり、優勝もしていたのがふつうでした。
 しかし、2015年シーズンあたりから若手スケーター中心の世界になっていきました。
 若手選手が上位にくることは全然問題ないのですが、徐々にポンポンとジャンプを跳ぶ選手が上位にくるようになっていったように思います。
 シニアデビューの選手は、身長も低く、体も動きやすいため、高難度のジャンプをとぶ選手が有利になりました。
 そのギャップもあるのか17歳か18歳になると、体型変化も伴い、大人の体型となり、それまで跳べていたジャンプがとべなくなってしまい、いつの間にか第一線から消えてしまうパターンが定着しつつあります。表現力がやっと身に付いたと思ったら自分より下の若手スケーター達に代表やメダルを取られていた、という状態です。
 この状況は、非常に恐ろしいです。こうなっていくと15歳をピークに合わせていく選手が増えて、表現力よりも、いかに難しいジャンプが跳べるのかに重点を置く選手が増えかねないからです。そして、本来の見どころである卓越した表現力を持つ選手が限られてしまいます。
 実例を上げると、19歳で引退したロシアのユリア リプニツカヤ選手、17歳で休養に入ったアリーナ ザギトワ選手です。両選手とも、15歳でシニアデビューして、あっという間にトップに来てオリンピックでもメダルを獲得した流れ星のようなスケーターです。しかし、それも続かず2年も立たずにトップクラスから消えていきました。ザギトワ選手はファイナルに進み、消えてはいませんが、それでもかつてのような演技を見ることはあまりなくなりました。
 このような状態を改善していかないと、スケーター達の若年化が加速し、20歳にもならないうちに引退、ということが当たり前になってしまいます。そして、選手達だけでなく、私達観戦者もだんだんとスケートから離れていくと思います。せっかく実力があり有名選手になってもすぐ消えてしまうのでは私達も見る気を失ってしまいます。
 このような事態を打破しようと一部、シニアに上がる年齢を引き上げようという動きがあるようです。具体的にいうと15歳から17歳に引き上げる案だそうです。
 確かに引き上げた方が、選手達のスケート人生も長くなるかもしれないですね。時間がかかりそうですが期待してみたいです。
 今回は以上です。ありがとうございます。