ジュニア時代の表彰台常連だった本田真凜 シニアでの壁とは
今回は、シニアの壁に当たっている本田真凜選手についてお伝えしていきます。
本田選手は、2018年から練習拠点をアメリカのロサンゼルスに移し、ネイサン・チェンを指導しているラファエル・アルトニアンコーチに師事しています。
今シーズンは、国内大会にも積極的に出場し、本田武史コーチからもジャンプの指導を仰ぎました。シニア4シーズン目となる来季も日米を行き来しながらスケートと学業の両立を目指すことになりそうです。
ジュニア時代では、15年ジュニアグランプリファイナルで銅メダルをとり、16年世界ジュニア選手権では優勝、17年世界ジュニア選手権でも銀メダルを獲得など、ジュニア時代は表彰台の常連でした。
その勢いに乗り、平昌オリンピックが控える17-18シーズンにシニアデビューを果たします。ジュニアで活躍した自信を持ってシニアに臨みましたが、すぐ打ち砕かれました。
シニア大会初戦のUSインターナショナルを制しましたが、GPシリーズで2大会とも表彰台に上れず、5位でした。全日本選手権でも7位に終わり、五輪の切符を逃しました。
練習拠点を変えて心機一転で望んだ18-19シーズンも思うように振るわず、GPシリーズも6位や8位に止まり、全日本選手権では15位に沈みました。
今シーズンではGPシリーズカナダでは、大会直前に交通事故にあい、ケガを抱えながらも出場し、6位と健闘しましたが表彰台に届きませんでした。全日本選手権でもショートで6位発進でしたが、ジャンプが不発し8位に終わりました。
アルトニアンコーチは、彼女のジャンプやスケートは根気強く見て、3年くらいの時間がかかると言っています。
昨年7月の強化合宿では心を入れ替えて練習に励んでいました。本田選手は、「練習と試合で気持ちの部分がすごく違ってしまった。それを変えて自信が持てる演技ができるようになりたい」と語っていました。
辛抱強く待つしかないですね。高難度ジャンプの前に基礎から見直すのは大変だと思います。
また昇ってくるのかどうか。
今回は以上です。ありがとうございます。