2022年から国際大会に出場禁止だったロシア勢がついに5年ぶりに国際大会に戻ってきました。
2026年シーズンよりロシア代表ではない個人の中立選手として参加が認められたロシア選手ですが、早速ジュニアグランプリシリーズに出場してきました。
今大会のジュニアグランプリシリーズ第1戦中国大会には、ソフィア・ゼプカ選手が出場。
昨シーズンのロシア国内でのグランプリファイナル女王です。
ソフィア・ゼプカ選手は美しいバレエジャンプが特徴の選手で、とても優雅な滑りをする選手です。
また、スケーティングが卓越している上に、4回転ジャンプ跳べる素晴らしい選手です。
ようやく国際大会に初出場してきました。

ショートプログラムは優雅さの極み
ショートプログラムは、「Introduction and Tarantella Op.43」で、ゼプカ選手の良さが引き出されたプログラムでした。
ショートなので高難度はないものの、ジャンプに入る前のバレエジャンプが彼女の特徴と言ってもいいくらい素晴らしいです。
見ていると、オーケストラを見に行ってるようなそんな感じを受けました。
スピンも柔らかく、細かい手の動きも余念がないなど、完成度抜群でした。
初の国際大会とは思えないほど、完成度が高く、見応えがすごくありました。
ゆったりとして滑って、後半の連続ジャンプも決めるなど、素晴らしい出来でした。
見事ノーミスで滑り終えました。
初の国際大会の気になるショートの得点は、72.74点といきなり70点の大台を超えて見せました。
なんと全選手滑り終えて、2位の宮崎花凜選手(日本)を5点以上も上回りました。
1位:ソフィア・ゼプカ(中立ロシア)72.74
2位:宮崎花凜(日本)67.21
3位:ユーシャン・リウ(中国)66.72
やっぱりロシア勢は凄いですね。中立とはいえ、他の選手たちとレベルが1ランク2ランクも違う印象を強く受けました。
ショート上々の出来だったのは嬉しいですね。
フリーも自信を持って臨めます。
4回転を鮮やかにきめて魅せたフリーの演技
ソフィア・ゼプカ選手のフリーはマトリックス。
ショートとは雰囲気が違い、全身黒の衣装でガラッと変わりました。
演技開始からスピードがあり、いきなり冒頭、4回転トーループを勢いに乗って着氷してきました。
あっという間に4回転とんだので、あっけに取られました。
着氷もスムーズで、演技のつなぎもやはり優雅でした。
この大会では、ただ一人4回転ジャンプをとんだので、あっぱれですね。
その後もマトリックス壮大な音楽に合わせて、ソフィア・ゼプカ選手抜群の表現力で魅了してくれました。
ゼプカ選手はコレオシークエンスも素晴らしく、シニア勢にも劣りません。
ジャンプも着氷して、そのままノーミスで滑り終えました。
4回転をきめたのは大きいですね。しかも、緊張したであろう初の国際大会で。
気になるフリーの得点は、140.54点。
なんといきなり140点を超えて見せました。
ショートとの総合得点、213.28点。
もう、天井を突き抜けています。
初の国際大会でいきなり初優勝。
2位のユーシャン・リウ選手(中国)を23点以上も上回る圧勝でした。
金メダル:ソフィア・ゼプカ(中立ロシア)213.28
銀メダル:ユーシャン・リウ(中国)189.57
銅メダル:シューシェン・ジン(中国)188.80
見てください。この得点差、、、
久しぶりの圧巻のロシア勢の素晴らしい演技を観ることができて、スケートファンとして嬉しいですね。
ちなみに参考記録で言うと、昨シーズンミラノ五輪で同じロシアで中立選手だったアデリア・ペトロシャン選手は214点のスコアでした。
シニアのペトロシャン選手にも既に肉薄する素晴らしい演技でしたね。(ペトロシャン選手も国際大会経験がほぼなくいきなり五輪予選大会とミラノ五輪の2大会だけだったのでハンデはありますが)
ファイナル進出がかかる第3戦タイ大会にも出場なるか
予想ですが、恐らく2戦目も中立ロシア代表はソフィア・ゼプカ選手だろうと思います。
何しろ今回、圧倒的な演技を披露してぶっちぎりの優勝だったので。
このまま行けば、2戦目となる第3戦タイ大会も優勝候補間違いないです。
3位か4位でもジュニアグランプリファイナル進出が可能だと思います。
中立ロシア勢が再び世界を席巻し始めています。