アレクサンドラ・トルソワ 先輩と呼ばれる訳とは?
今回は、アレクサンドラ・トルソワ選手がファンからトルソワ先輩と呼ばれている理由について検証したいと思います。
世界選手権2021では、見事に逆転表彰台で銅メダルを獲得したトルソワ選手。そんな快進撃を見せたトルソワ選手ですが、なぜ先輩と呼ばれているのでしょうか。
多分、4回転を男子に負けないくらい跳び続けているからではないでしょうか。女子で一番早く跳び始めたのはトルソワ選手でした。13歳から跳んでいます。ビックリです。
ジュニアグランプリファイナル2017までは転んでいましたが、大きなニュースになったのは世界ジュニア選手権2018の時。フリーに2本の4回転を取り入れてきました。サルコーが何と綺麗に成功します。2本目の4回転も着氷したのです。快挙でした。
そのままノーミスでニコニコして終えました。得点は、何とフリーだけで153点。225点で圧勝しました。歴史的快挙です。フリだけだとシニアの世界選手権を超えています。
ジュニア2年目は4ルッツに挑戦してきました。突き進んでいます。そのまま世界ジュニア選手権も2連覇してしまいました。
シニアに上がると、コストルナヤ選手やシェルバコワ選手らに押されますが、表彰台には必ず登っていました。
羽生結弦選手がトルソワ選手から4ルッツを教わりたいとかいっていた気がします。先輩ですね。
今回の世界選手権ではショートで出遅れ12位と絶望していました。しかし、フリーは猛進していました。4回転を5本跳んできたのです。3本着氷しました。なんか完成度が上がってきてます。
フリーだとシェルバコワ選手を超えて、1位の得点でした。すごい逆転劇でした。12位から3位になり、銅メダル獲得でした。おめでとうございます。先輩ですね。トルソワ選手が出遅れても警戒しないといけないですね。
来季は五輪シーズン。先輩は出場してほしいですね。4回転の先駆者なので。エテリ組が立ちはだかりますが、乗り越えてほしいです。
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あと一歩な紀平梨花に足りないことは? メンタルトレーニングは必要か否か!?
今回は、世界選手権で惜しくもメダルを逃してしまった紀平梨花選手についてお伝えしていきます。
ショートが2位で、シェルバコワ選手と1点差の好位置であったのに非常に勿体無かったですよね。メダルどころか、逆転で優勝も狙える位置にありました。
しかし、フリーの結果は表彰台も落ちて7位。坂本花織選手より下になってしまいました。どうしたんでしょうか。これは本人にしか分かりません。
フリー直前の6分間練習の時から調子が良くなかったらしいですね。一度もトリプルアクセルを跳ばなかったとか。軽く流して終えたそうです。
フリー本番も全日本選手権の時より慎重に滑っていたような。冒頭のアクセルはダブルにしました。2本目はトリプルアクセルを跳びましたが、転倒してしまいました。どのジャンプもショートよりぐらついており、まるで別人のようでした。
浮かない顔で演技が終了しました。結果は予想外の7位。日本は何とか3枠確保しましたが、紀平選手は五輪に向けて課題が残りました。
紀平選手いわく、時差ボケで体の調整が効かなかったそうです。現地で夜の時間に試合があったので時間感覚が狂ってしまいました。
ただ、それを言ってしまうと、どの選手にも言えてしまいますよね。紀平選手は大きな大会で考えすぎてしまうのでしょうか。
振り返ると、世界ジュニア選手権の時も4位に終わり、19年の世界選手権も日本開催で優勝候補といわれながら4位に終わってしまいました。表彰台を逃していました。
トリプルアクセルと4回転を跳べて、ロシア勢の最大のライバルといわれるのに勿体ないと思ってしまいます。ショートとフリーを多少揃えたら表彰台に手が届くのでもう一歩でした。
技術はすごいので、メンタルトレーニングかもしれないです。言うのは簡単ですが、ロシアみたいに捨て身で跳んでほしいです。
メンタルが左右するとすれば、かなり損してる気がします。
実力者なので、世界選手権か五輪でメダルを獲ってほしいですね。鋼のメンタルに近くなれば、ある意味怖いものはないはずです。
来季はロシアのワリエワ選手やウサチョワ選手が上がってくるのでさらに激戦になりそうです。勢いに食らいついてもらいたいです。
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シェルバコワ17歳を迎えて!世界女王になったことが最大の祝福!
今回は、ロシアのアンナ・シェルバコワ選手が17歳の誕生日を迎えたことについてお伝えしていきます。
28日で17歳になったシェルバコワ選手。26日には世界選手権のフリーが行われ、見事に世界女王に輝きました。世界選手権後に誕生日を迎えるとは、感慨深いものがありますね。
てっきりトルソワ選手と同じ、来季で17歳と思っていたので、ちょっとだけ驚きましたが。世界選手権も金メダルを獲得し、誕生日も迎えたことでシェルバコワ選手の気持ちも晴れ晴れしているのではないでしょうか。
17歳は脱若手の年齢なので、正念場でもありますね。ロシア選手は体型変化がおとずれるのでここでドロップアウトする選手も出てきます。シェルバコワ選手はうまく調整してきそうですが。
来季はいよいよ五輪シーズン。ロシアは3枠を獲得したので、シェルバコワ選手は入ってくると思いますが、油断は大敵です。ライバルにワリエワ選手、ウサチョワ選手、コストルナヤ選手、トルソワ選手、フロミフ選手、トゥクタミシェワ選手など挙げるだけで結構います。8人位は有力候補がいますね。
3枠では足りない中で選ばれるので、五輪はロシアが独占しかねない状態ですね。
17歳を迎えたシェルバコワ選手は表現力も増し、シニア選手としても経験を積み重ねてきました。無事に五輪に出場し、メダルを取れるように願っています。お誕生おめでとうございます。
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