ジャンプ採点改訂へ 4回転はルッツ、フリップ、ループが同基礎点に
今回は、フィギュアスケートのジャンプにおける基礎点が変更されたことについてお伝えしていきます。
国際スケート連盟はジャンプの基礎点改訂を発表しました。4回転ジャンプはループが0.5点増加、ルッツが0.5点減少して、ループ、フリップ、ルッツの3種類のジャンプが同じ11.0点になります。
3回転ではルッツが0.6点減少し、フリップと同じ5.3点になります。3回転はループの得点は変わらず、4.9点のままです。
フィギュアスケートのジャンプは踏み切り方、跳び方の違いで6種類に分けられています。
ルッツは踏み切る前に左足で滑っている際に、外側のエッジを使うことが特徴で、これまでは前向きに踏み切り、半回転他のジャンプよりも回転が多くなるアクセルを除いて、一番難易度が高いといわれていました。
しかし、最近は4回転ルッツを得意とする選手も増加しており、こうした実情も考慮して基礎点の配分が変更されたことも考えられます。演技構成にも影響が出てきそうです。
ジャンプの質が上がるにつれて、今後も改訂は行われていくのでしょう。こうして見てみるとジャンプの配点は実に細かいことが分かります。0.1点差が勝敗を分けるとは厳しい競技です。
今回は以上です。ありがとうございます。